ブルージャスミン
原題:Blue Jasmine 2013年 アメリカ 98分
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、ピーター・サースガード、ルイス・C・K、ボビー・カナベイル、アンドリュー・ダイス・クレイ、マイケル・スタールバーグ、タミー・ブランチャード、マックス・カセラ、オールデン・エアエンライク
ストーリー・概要(映画.comより)
ウッディ・アレン監督が初タッグとなるケイト・ブランシェットを主演に、上流階級から転落したヒロインが再起をかけて奮闘し、苦悩する姿を描いたドラマ。ニューヨークの資産家ハルと結婚し、セレブリティとして裕福な生活を送っていたジャスミンは、ハルとの結婚生活が破綻したことで地位も資産も全て失ってしまう。サンフランシスコで庶民的な生活を送る妹ジンジャーのもとに身を寄せたものの、不慣れな仕事や生活に神経を擦り減らせ、次第に精神が不安定になっていく。それでも再び華やかな世界へと返り咲こうと躍起になるジャスミンだったが……。第86回アカデミー賞でブランシェットが主演女優賞を受賞。共演にアレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガードら。
セレブ妻の転落
セレブな姉と庶民的な妹の対比が面白〜い。
エリザベス女王を演じていただけあってケイト・ブランシェットの気品は申し分ないのですが、
評価すべきは妹(サリー・ホーキンス)の程よい庶民感。
姉と並ぶとわかる「そこそこの庶民感」なんです。
決して貧乏すぎるわけではありません。でもファッションも、連れてる男もザ・大衆。
「そこそこクオリティ」が素晴らしい!
ケイト・ブランシェットの演技は神懸っていた〜。
後半になるにつれ目が据わっていてこわかったです。
見て納得。そりゃ取るわ、アカデミー賞。
ウディ・アレン映画だけど、完全に「ケイトの映画」になっていましたね。染まってないんですよ爺さんに!
さすがだなと思いました。
セレブな女ジャスミンが転落し、このまま庶民になっていくと思いきや浮上し、
再びセレブに返り咲くのかと思わせといて最後に落とす、
という二転三転したあげくの容赦ない結末が良かったです。