ミスター・ノーバディ
原題:Mr. Nobody 2009年 アメリカ 137分
監督・脚本:ジャコ・バン・ドルマル
出演:ジャレッド・レト、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス
ストーリー・概要(映画.comより)
「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」で知られるベルギーのジャコ・バン・ドルマル監督が、人生の選択によって生じるさまざまな可能性を、複数のパラレルワールドで描くファンタジードラマ。2092年、科学技術の進歩により不死が実現した世界で、唯一命に限りのある118歳のニモは、死を目前にして過去を回想する。最初の選択は、9歳だったニモが別れた両親のどちらについていくかで始まった……。主演は「レクイエム・フォー・ドリーム」のジャレッド・レト。
人生は、選択の連続
まず、主人公の名前がニモ…。
私が連想するのはやっぱりお魚のニモなんですけど、「ニモ」って、アメリカにおいてどういう印象の名前なんでしょうね。
珍しいのか、よくあるのか。はたまたかっこいい系なのか、かわいい系なのか。
洋画を見てて変わった名前が出てくると、いつもそんなことを考えます。
日本名で例えるならば何かしら、とか。
この映画は主人公ニモが自分自身のことを回想するお話なので、内容は「ファインディング・ニモ」と差異はないと思います。
嘘です。
ニモが成長していく上で、様々な分岐点が訪れます。
「離婚した両親のどちらについていくのか」という二択。
「三人の女性の内、誰と結婚するのか」という三択(贅沢だなオイ)。
それぞれの選択をした別々の「ニモ」のシーンが目まぐるしく入れ替わり、ボケッと見てると、も〜サッパリといった状況になってきます(ボケッと見ないで下さい)。
選択すべき対象の女性は3人いるんですが、ニモが気になっているのは主にブルネットとブロンドの子の2人。黒髪のアジア人女性はハナから眼中になし!でした。
出演シーンも他の2人と比べてグッと少なかった、可哀想なアジア人女性。
選択結果に決して「正解」はなく、どの人生にも困難が付きまとうというのが印象的でした。人生って複雑ですよね。
実生活でも、「あの時こっちを選んでいたら、どうなっていたかな」なんてついつい考えてしまうこともあるかと思います(前向きな人はあんまり考えないのかな〜?)。
この映画のように「違う選択をしていた自分」を見てみたい気もするかも…。
まあ〜考えれば考える程、どうにもならないことなんですけどねー。