ロード・オブ・ザ・リング
原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring 2001年 アメリカ 178分
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、ジョン・リス=デイヴィス、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィービング、ショーン・ビーン、イアン・ホルム、アンディ・サーキス
ストーリー・概要(映画.comより)
世界的ベストセラーであるJ・R・R・トールキンの「指輪物語」を映画化した傑作ファンタジー3部作の第1部。監督は「乙女の祈り」のピーター・ジャクソン。ホビット族が平和に暮らすホビット庄の青年フロド・バギンズは、111歳の誕生日を機に旅立つ養父ビルボが残していった、ひとつの指輪を手に入れる。 しかし、その指輪こそ、かつて冥王サウロンが作り出した、世界を滅ぼす魔力を秘めた禁断の指輪だった。遥か昔に肉体を滅ぼされたサウロンは、指輪に封じ込めた力を解放し、再び中つ国を支配しようと徐々に魔力を強め、世界には暗雲が漂っていた。指輪を破壊するには、遥か彼方にある滅びの山の火口に投げ捨てるしかなく、フロドは人間やエルフ、ドワーフの各種族から集まった旅の仲間とともに幾多の危険が待ち受ける旅に出る。後に劇場公開版ではカットされた約30 分を追加したスペシャル・エクステンデッド・エディションも発表されている。
約束です。あなたから決して離れないと。
この映画、公開当時に映画館で観たんですが、実はそこまで感動しなかったんですよね。
事あるごとに弱音を吐き、気を失うフロドに対しては「何だこの弱っちい奴」とか思ってましたし、
早々にガンダルフが死んでしまったことにショックを受けたりしてました(いや、死んでないんですけどね。子どもだったから分からなかったなあ)。
そんな訳で続編を観ないまま終わってしまったのですが…
今になって再度観直してみると…何これ、超面白いじゃん!!?
冒頭のホビット庄のシーンから、あっという間に物語世界に引き込まれてしまいました。
旅の仲間と山道を歩くシーンのダイナミックな空撮では、「ああ本当に遠い遠いところまで旅するんだな」と思わせるような、自然のスケール感を感じます。
オークがうようよする暗い谷底、サルマンの塔、不気味な坑道…
高い場所はものすごーく高く見えるし、広い場所はものすごーく広く見える。
エルフの谷は心からホッとできるような美しさ…
「中つ国」の世界が、とにかく素敵で大感激でした。
様々な種族で構成されたパーティは見ているだけで楽しい!ギムリやレゴラスは対照的な良いキャラクターだし、アラゴルンは文句無しにかっこいいです。
問題のフロドも、今観ると決して「弱っちい奴」なんて言えません。
考えてみれば、ごく普通の生活から訳もわからないまま旅立つことになり、おまけに最重要アイテムである「指輪」を担わなければならない重圧は、相当のことだったろうと思います。
指輪の魔力とも戦わないといけないし〜。
禁煙を経験した身からすると、フロド君の辛さがよくわかる。
きっとそれは、禁煙中の人の首に常に煙草がぶら下がっているようなもん!(←いや、全然違うと思います)
一日中歩いたら、そりゃ吸いたくなるよ煙草!
その欲望と闘っていたと考えれば、君は本当に偉い。そう言ってやりたいです。
この映画最後のシーン、たった一人で旅立とうとするフロドをサムが追っかけてくるところでは、今も昔も胸が熱くなります。
サムったら…サムったら、カナヅチのくせにフロドを追って湖に飛び込むんですよ!
サムーーーーーーーっ!!!(絶叫)
これ以降、フロドとサムのシーンで「ホビット庄」のテーマが流れてくると、条件反射のように涙腺が崩壊してしまう体質(!?)になっていく私なんですが…。
とりあえず観終わって速攻、残りの2作をレンタルしましたよ!
ああ早く続きが観たいっ!!!