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Smokeblue Theater

映画の備忘録

ル・コルビュジエの家

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原題: El hombre de al lado 2009年 アルゼンチン 103分

監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン 脚本:アンドレス・ドゥプラット
出演:ラファエル・スプレゲルブルド、ダニエル・アオラス、ユージェニアス・アロンソ

ストーリー・概要(映画.comより)

20 世紀を代表する建築家ル・コルビュジエがアメリカ大陸で設計した唯一の私邸で、アルゼンチン、ブエノスアイレス州都ラ・プラタに建つ「クルチェット邸」を 舞台に、主人公と隣人とのもめごとをシュールな笑いと皮肉で描いたブラックコメディ。クルチェット邸に家族とともに住むデザイナーのレオナルドは、ある 日、隣人のビクトルがハンマーで壁を破る音で目を覚ます。驚いたレオナルドは話し合おうとするが、ビクトルは日当たりを少し良くしたいだけだと主張して聞 かない。自宅をのぞかれそうな位置に大きな穴をあけたビクトルの行動や粗野な物言いに、レオナルドは脅威を感じ、次第にパニックに陥っていくが……。

 

ご近所トラブルの結末やいかに!?

隣人とのトラブルを描いたコメディです。
観る前までずっと、ドキュメンタリーだと思っていた~!
邦題を、そのまま受け取っていたー!

はじまってすぐ、ドーンドーンとハンマーで壁を壊す音。
そのハンマーを握った手が内側から壁を壊すところと、外側から見たところが二分割の画面に。
冒頭から、何やら興味をそそられる映像。

「何やってんだ、文句言ってやるッ!」と憤り隣家に乗り込もうとするレオナルド。
このレオナルドさんがまた神経質そうな男なんです。
おまけにデザイナーという職業柄、こだわりは強く頑固!
しかしお隣りのビクトルも、一筋縄ではいかなそうな男。
まず、見た目がイカつい。話すと意外とフレンドリーだけど、かなり面倒くさそうな人物です。
ちなみに壁に穴を開けた理由というのは、「部屋が暗いから、明かりを取り込みたい」だそう…
だからっていきなり壁ぶっこわすなんて、ワイルドだねあんたも…。

自分の家に穴開けてるんだから、いいじゃん別にと思わなくもないですが、
穴を開けた場所はレオナルド宅の部屋の窓から数メートルの距離、目線の高さにあたります。
「目線が気になるわい!思春期の娘もおるし!」とレオナルド妻も猛反対。
じゃ、カーテンつければいいじゃんと思わなくもないですが、
この夫婦にとっては、景観が損なわれるのがとにかく嫌みたいで。
さすがデザイナー、頑として譲りません。
しかし理由に使われたレオナルドの娘は、とにかくダンスに夢中で「んなもん、どっちでもいい」ってスタンス。
おまけに後半では窓越しにビクトルの指人形劇(謎のシーンである…)を見て楽しそうにしているし。
お隣さんに心を許しているし!
妻も、断固反対の姿勢を取りつつも、ビクトルとの交渉は全部夫任せ。
結局レオナルド一人が色々奮闘することに。

本筋にはあまり関係ないけど、レオナルドの家族が集まるシーンで、おじいさん(夫婦どっちの父親か、詳細は忘れた)がビデオカメラに苦戦するところが好きです。
じいさんが撮ってるカメラの映像がそのまま画面に流れるんですが、カメラ機能が全然わからず、家族の皆が白黒になったり、ビビッドになったり、上下逆さまになったり…。
その度にじいさんが「あれ?」とか「逆さまになってしもうたー」とか「何か文字がでてきた。"ファデ"って何じゃ?」(※FADE=フェードです)とか言うのですが、
ここがも~愉快でした。ナイスじいさん。

話がそれましたが、レオナルドVSビクトルの戦いはかなり意外な形で決着します。
いや、あれを決着と言っていいのかどうか、わかりませんが…。

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