オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
原題: Only Lovers Left Alive 2013年 アメリカ・イギリス・ドイツ 123分
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ヒドルトン、ティルダ・スウィントン、ミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、アントン・イェルチン、ジェフリー・ライト
ストーリー・概要(映画.comより)
「リミッツ・オブ・コントロール」(2009)以来、約4年ぶりとなるジム・ジャームッシュの監督作。ミュージシャンと吸血鬼を題材に描くラブストーリーで、 トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンが、孤独な宿命を背負った吸血鬼のカップルを演じた。吸血鬼でありながら、マルチミュージシャンとして活躍す るアダムは、自己破滅的な人間たちの振る舞いを憂えていた。そんなある日、何世紀にもわたり愛し合ってきた恋人で、吸血鬼のイヴと久しぶりに再会。しか し、イヴの妹エヴァが2人のもとを訪れたことをきっかけに、3人の運命がゆっくりと変わっていく。
「血液アイス」は、ちょっと美味しそう
お洒落吸血鬼映画です。
もう、はじまってすぐお洒落っ気を感じました。
はじまってすぐセンス丸出しなのです。
ただ、ものの10分もしない内に眠くなってしまいました~(←それは夜中に観たから!)。
何か、静かなんですよね、音楽も、話し声も。
眠くなるトーンなんです。最初の方は。
眠りはしませんでしたけどね。(←当たり前!)
トム・ヒドルトン&ティルダ・スウィントンの吸血鬼夫婦が、気だるいかんじで実に吸血鬼っぽかったです。
それに引き換え、イヴ(ティルダ)の妹エヴァを演じたミア・ワシコウスカは
何だか随分と生き生きした吸血鬼。
女子大生のようにキャッキャとはしゃいでいましたよ。
そして、ミアはティルダの妹役ってことにビックリ。
実年齢は親子ほど離れていますが、ティルダがかなり若く見えるので、あまり違和感はありませんでした。
この二人って、決してそっくりではないのですが、けっこう近い系統の顔立ちだと思う~。
眉をはじめとする顔のトーンが薄いところとか、唇の薄さとか。
言われてみれば確かに姉妹に見えなくもない。
登場人物の少ない映画ではありますが、
アダム(トム・ヒドルトン)とイヴの二人はとにかく良かったです。
まず、二人並んだところが絵になるー!
アダムは黒髪に、黒のジャケット。イヴはプラチナブロンドに白っぽいジャケット。
黒×白の対比も美しく、さながらロックスターとその恋人!
劇中では”夫婦”って言ってましたが、恋人同士っぽい雰囲気ですね。”ラヴァーズ”だし。
この二人はもう何世紀も連れ添っている、正に「世紀の恋人」なのです。
言葉にしなくとも意思が伝わる強固な関係性が、会話のあちこちに見てとれました。
私の中のベストカップル賞上位に食い込んできましたよ!この二人。