Smokeblue Theater

映画の備忘録

ココ・アヴァン・シャネル

 

 

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原題:Coco avant Chanel 2009年 フランス 110分
監督:アンヌ・フォンテーヌ 脚本:アンヌ・フォンテーヌ、カミーユ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールブールド、エマニュエル・ドゥボスマリー・ジラン、アレッサンドロ・二ボラ

ストーリー・概要(映画.comより)

「アメリ」のオドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた伝記映画。監督は「おとぼけオーギュスタン」のアンヌ・フォンテーヌ。フランスの片田舎の孤 児院で姉とともに育てられたガブリエルは、施設を出た後、寂れたナイトクラブの歌手やお針子として働いていた。そこで貴族エティエンヌ・バルザンに見初め られ何不自由ない生活を手に入れるが、ありのままの自分を受け入れてくれるアーサー・カペルと運命的な恋に落ち、自らのファッション・スタイルを模索して いく。

 

愛人生活だって、下積みの一部

デザイナーとしてバリバリやっているココ・シャネルの話かと思ったら、全然違った!
ほとんどエティエンヌという将校との愛人生活、そしてアーサーという男とのラブストーリー。
将校ん家でのんびりしているシーンばっかりで、拍子抜け。

まあしかしこの時代、女が手に職つけて食べていこうとすればまず、男を捕まえて資金を得ることから始めなければならなかったのでしょうな。
そう考えると、孤児院を出たときから既にシャネルの「デザイナー下積み時代」は始まっていたのかも。そんな気がしました。

それにラブストーリーがメインになってるとはいえ、やはりファッションは注目ポイント。
こうやって映像で見ると、シャネルの服装が当時いかに時代の先をいっていたか、よくわかります。
だって周りの女性がドレスに羽根飾りがついた帽子なんて被っている時代に、
シャネルはボーダーのカットソー。
周りと違いすぎて、何だか未来からタイムトリップしてきた人に見えました。
最先端すぎる~!
ヘアスタイルも、他の女性と比べてずいぶんラフに見えます。
動きやすさを重視した結果、シンプルな洋服が生まれたそうな。
どこまでも自分を貫く姿は、かっこ良いっすね!