リトル・ミス・サンシャイン
原題:Little Miss Sunshine 2006年 アメリカ 100分
監督:ジョナサン・デイトン、バレリー・ファリス 脚本:マイケル・アーント
出演:グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アビゲイル・ブレスリン、アラン・アーキン、ポール・ダノ
ストーリー・概要(映画.comより)
サンダンス映画祭で絶賛され、第19回東京国際映画祭でも最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など最多3部門を受賞したロード・ムービー。アリゾナからカリフォルニアまでのバス旅行を通じて、崩壊寸前だった家族の再生を描く。監督はこれまでジャネット・ジャクソンやREMなどのPVを手がけ、本作で劇場映画デビューを飾ったジョナサン・デイトンとバレリー・フェリス夫妻。
家族に乾杯!
良作と言われるだけのことはあって、やはり面白い。
ストーリーには「崩壊寸前の家族」ってあるけど、「崩壊」ってほどではなかったかと思います。
ただ、皆やたらと個性がキツいので、まとまらないのは確か~!
超絶エロじじいが、かなり厄介者でした。
やめてくれ、狭い車内でのセックス談義!無理矢理聞かされる長男、かわいそう。
車の中だもの、逃げられん!
このじいちゃん、ヤクが入ると手がつけられない状態になるけど、孫とは仲良しってところが良いです。
孫・オリーブを勇気付けるシーンがあるのですが、かなり心を打たれました。
勝ち負けにこだわる父親が「負け犬」は惨めだと事あるごとに言っていたため、自らがミスコンで「負け犬」になることに恐れを抱き、オリーブは泣いてしまいます。
そこでじいちゃんが「負け犬の定義」を優しく説くのですが、
いいこと言うじゃんかエロじじい~~~~~~!と素直に感心致しました。
オリーブだけでなく家族の面々がそれぞれ問題を抱えていて、それが旅の途中に徐々に解決されていく、旅を通じての変化がいかにもロードムービーってかんじでいいんです。
もうとにかく色んな困難を乗り越えて、やっとこさ辿り着いたミスコン会場。
満を持してオリーブがダンスを披露します。
結果、大混乱状態になりますが、家族が一番輝いていて楽しそうなシーンだと思いました。
笑って、感動して、拍手を送りたくなりました。